
二級建築士の勉強につかう、お金も時間ももったいなくない?
別に建築業界で上を目指す人は、一級建築士をとればいいし、「建築向いてないかもな…」て人は、そもそも勉強するお金も時間ももったいなくない?
「二級建築士なんてとって意味あんの?」
なんて思う人もたくさんいると思います。
私がそうでした。
今回は「二級建築士、意味なくない?」という声に答えつつ、私の考えを書きます。
二級建築士は「保険」としてとるべき

断言します。
二級建築士は「保険」としてとるべきです。
特に「建築向いてないかも…」って人は一番とるべきだと思っています。
もちろん、1級建築士を受ける人にも「落ちた時用」の保険として、取得することをおすすめします。
二級建築士は「人生の保険」のようなものですね。
保険に入っていれば、病気になったとき安心ですが、病気になるかどうかはわかりません。
同じように、二級建築士を持っていれば、建築業界を離れてしまったとしても、いつでも戻れる安心感があります。
「建築向いてないかも…」って人に一番必要な資格です。
「建築向いてないし、正直この業界にずっといるかわからない。二級建築士も別にとらなくてよくない…?」
こんな人は多いと思います。
そんな人こそ、とってほしい。
実際、私も「もうこんな辛い業界には戻らない!」と覚悟を決めて辞めたはずが、1年後戻ってくることになったので、意外とわからないものだったりします。
そんなとき、この資格をもっていると、転職先の選択肢がかなり広がります。
理由としては、必須条件に「二級建築士・一級建築士」と書かれている会社がほとんどだからですね。
なにより、前向きになれる
保険があるおかげで、
「違う業界に行って、向いてなかったらまた戻ってこよう!」
って前向きに考えられるのも、良いところだったりします。
気持ちが煮え切らないまま建築業界にいるくらいなら、サクッと二級建築士をとって、若い間にいろいろやってみた方が絶対にいいです。(年齢は転職活動にも響きますので…)
落ち着いてから一級建築士をとるのもアリ
いろいろやって、建築業界に腰を据えることを決めてから、一級建築士を目指しても全然遅くありませんよ。
むしろ、転職活動中に「一級建築士取得に向けて勉強中」と伝えれば、好感度のアップも狙えます。(会社によりますが…)
それでも消えない「お金」と「時間」の問題

二級建築士は一級より簡単とはいえ、「お金」も「時間」もひねり出さないといけないんですよね。
これがすごく大変で、こんなにもお金と時間をかけたのに、落ちたら全てが無駄になってしまう。
仕事や家事の間につくったなけなしの時間も、必死に貯めたお金も、二級建築士のために使っちゃっていいの?もったいなくない?って。
「資格学校に通わない」という選択肢
「資格学校を使ってとるのが普通だよね」
みたいな雰囲気になっていますが、私は全然使う必要はないと思っています。
恐れずに言うと、「二級建築士にこんなにお金を使って、とる価値あるのか?」とすら思っています。
少なくとも、私が過去に戻って二級建築士を再受験するのであれば、独学or通信講座で勉強するかな、と思います。
学科は独学でもいけます。
学科を独学で勉強する際の、おすすめのテキストは「二級建築士合格に必要な参考書はこの4冊です。【学科独学の人におすすめ】」で紹介しています。
上記の記事内でも話していますが、過去10年の問題なら、建築技術教育普及センターが公開している「過去の試験問題」から無料でみることができます。
周囲に解説をしてくれる人がいる場合は、その分安く抑えられますのでぜひ利用してくださいね。

不安なら、通信講座とかもおすすめです。
資格学校なら学科だけで、何十万するところですが、例えばハウジングインテリアカレッジという通信講座だと、38,500円(10月現在:キャンペーン価格)で8年分の問題を1問づつ解説してくれます。
ちなみに、以下が資格学校(学科コース)と比較したときの料金です。
| 資格学校 N | 473,000円(税込) |
| 資格学校 S | 616,000円(税込) |
| ハウジングインテリアカレッジ | 46,000円→2025年10月31日まで 38,500円(税込) |
独学で勉強した人の話を聞くと、「とりあえず過去問を解くのが大事」と話す人が多かったので、過去問をしっかり解説してくれるのはとてもありがたい。
初学者でもちゃんと理解してすすめるなら、通信講座一択かな、と思います。
製図は通信講座がおすすめ←体験談
通信講座をおすすめする理由は、私が通信講座を使って合格したからです。
当時の話は、「【体験談】1年目不合格だった私が、通信講座を使って二級建築士に合格した話」で話しているので、気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。

1年目、資格学校に大金払ったのにもかかわらず、一発アウトのミスをして落ちました。
お金もないし、残業も多くなってきてたので通うのがきつくなり、2年目は通信講座を選びました。
結果、二級建築士ってこんなに苦労しなくても受かる資格だったんだ、ってくらい簡単に合格。
大金払ったんだから、絶対に合格しなきゃって自分を追い込んで、いろんなことを我慢したから、2年目はその分あっけなく合格してびっくりしました。
なにより、「お金も時間も本当に使いたいところに使えた」ってところが一番よかったです。
参考に、資格学校(製図コース)との料金をくらべてみますね。
| 資格学校 N | 462,000円(税込) |
| 資格学校 S | 550,000円(税込) |
| ハウジングインテリアカレッジ | 121,000円→2025年10月31日まで 115,500円(税込) |
かなり破格ですよね。
まとめ:あとは勉強するだけ

迷うくらいなら、できるだけコストを抑えて、最大限の安心を確保しておくのが賢い選択です。
結局のところ、二級建築士は「安心を買う」資格です。
お金も時間もできるだけ節約しつつ、それでいて将来の選択肢を広げられる。迷っている人こそ、保険としてサクッと取っておくのが良いと思います。
今回は以上です。
この記事があなたのお悩みを解決できていたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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