現役で注文住宅の設計をしています。小山田です。
二級建築士のテキストって結局どれを買えばいいの?
このように悩んでいる方も多いと思います。
資格学校に通うことなく試験に挑戦するばあい、市販のテキストをうまく活用することがとても重要です。
実際、私は資格学校で学びましたが、独学でも効果的に勉強を進める方法は存在します。
この記事では、資格学校の教材に匹敵するような市販テキストと、資格学校を利用しない人も無料でもらえるプレゼントを紹介します。
学科は独学で合格できる
私自身、学科は資格学校で勉強しましたが、二級建築士の学科は独学でも簡単に合格できると思っています。
独学で一番大変なのは「モチベーションを保つこと」です。
軌道に乗り始めればそうでもないのですが、手探り状態で何から始めて良いかわからない期間は、モチベーションを保つのがかなり大変です。
学科の勉強方法については「【体験談】通信講座を使って二級建築士に合格した話」で話しているので、気になる方はぜひ。
買うべき参考書4冊
買うべき参考書は下記のとおりです。
- テキスト:ポイント整理と過去問題
- 問題集:厳選問題集500+100
- 法令集:日建学院 or 総合資格
- 過去問集:過去問スーパー7
ひとつずつ詳しく説明していきます。
テキスト:ポイント整理と過去問題
二級建築士試験の学習を効率よく進めたい方におすすめしたいのが、総合資格の「ポイント整理と過去問題」です。
このテキストは、学ぶべき内容が分かりやすくまとめられているだけでなく、問題演習も一緒にできる構成になっています。
- 見開き1ページでポイントと問題を学べる
- 視覚的に覚えやすい工夫
- 基本から応用までしっかり対応
- 出題頻度の高い内容にしぼられている
それぞれくわしく説明していきます。
見開き1ページに学ぶべきポイントが整理され、次のページに○×問題がついています。
一つの項目を学んだらすぐに確認できるので、覚えやすく忘れにくいのが魅力です。
テキストには太字やイラスト、余白がたくさん使われています。
重要なポイントが一目で分かり、視覚的に覚えやすいのが特徴です。
試験の合格に必要な基本から応用まで順序だてて編集されています。
難しいポイントも分かりやすく解説されているため、初心者でも安心して使えます。
試験で頻出の重要ポイントを厳選しているため、効率的に学習を進められます。
無駄なく学習時間を使いたい方にぴったりです。
問題集:厳選問題集500+100
二級建築士試験の合格を目指すなら、質の高い問題集が必須です。
そこでおすすめなのが、総合資格の「厳選問題集500+100」です。この問題集は、試験のポイントを効率的に学べる工夫がたくさん詰まっています。
- 重要問題&最新試験問題を厳選して収録
- 学習をサポートする便利な機能
- 解説が充実していて知識を深められる
- 科目別チェックテストをプレゼント
それぞれくわしく説明していきます。
過去問題から厳選した500問にくわえて、最新の令和6年本試験問題100問が収録されています。
合計600問が科目別に整理されており、試験対策に必要な問題だけを効率よく学べます。
各問題には難易度と理解度チェック欄が付いており、自分の進捗や得意・苦手を把握しやすい構成です。
計画的な学習を進めたい方にぴったりです。
総合資格学院オリジナルの解説が全ての問題に付いています。
単なる解答だけでなく、ポイントや背景知識まで詳しく説明されており、理解をしっかりサポートしてくれます。
応募すると、基礎力や実力を確認できる「科目別チェックテスト」が特典としてもらえます。
手軽に取り組めるテストなので、自分の弱点を発見するのに役立ちます。
法令集:「日建学院」or「総合資格」
法令集は「法規」の試験の際、試験会場に持込OKとなっています。
試験では、問題の答えを法令集の中から探しながら進めることになります。
ちなみにこの2冊は、それぞれの資格学校に通っている方も、同じものを使っています。
「日建学院」と「総合資格」の法令集の特徴を、3つのポイントで比較すると、以下のとおりです。
- 総合資格:読みやすい二段組で、条文が追いやすい
- 日建学院:B5判で、法令によって段組みを変えている
- 総合資格:関連ページがすぐわかる脚注がある
- 日建学院:条文の関連法令が横に記載されている
- 総合資格:建築基準法の別表が見やすい
- 日建学院:複雑な数式も途中で途切れないよう改行が工夫されている
「日建学院」と「総合資格」、どちらの法令集も二級建築士試験に適した内容です。
どちらを選んでも実際に使い込むうちに手になじみ、自分に合った使い方が自然と身についていきます。
「使い慣れればそっちが使いやすくなっていく」くらいの気持ちで選んで大丈夫です。
また、法令集には「インデックス」や「アンダーライン」を引いたものを試験に持ち込んでもOKです。
資格学校からも「線引きの見本」が出ているので、どちらも法令集を購入した後にハガキで申し込むと無料でもらえます。
過去問集:過去問スーパー7
過去問題集は二級建築士試験の合格に向けて不可欠な教材です。特徴は以下のとおり。
- 過去7年分の問題を収録
- コンパクトで持ち運びしやすい
- 解説が充実していて、理解を深めることができる
- 応募者全員、「実力確認模試」がもらえるので実力をチェックすることができる
過去問を「解くだけ」であれば、建築技術教育普及センターが公開している「過去の試験問題」で過去10年分の問題を見ることができます。
ただし、こちらのサイトでは解説までは見ることができないので、一度過去問を解いてみて「理解できない問題が多いから解説までしっかり読みたい」と思ったときに、購入を考えてみるのがいいかなと思います。
すでに建築業界にいて理解できる人や、近くに解説してくれる人がいる人は、購入しなくても良いかと思います。
資格学校の無料プレゼントも活用する
総合資格や日建学院では、受験者向けに模試や前年の試験問題・解説を無料でプレゼントしています。
営業の電話や資料が届くのに抵抗がない人は、活用していくことをおすすめします!
総合資格の無料プレゼント
総合資格でもらえるプレゼントは以下のとおり。
- 2025-学科対策 実力確認模試
- 2024-学科本試験 解答・解説書
- 合格ガイドブック
「合格ガイドブック」では、出題傾向や学習方法、試験データなど資格学校ならではの情報が得られるので、初学者の方には特におすすめです。
» 総合資格の無料プレゼントはこちら
日建学院の無料プレゼント
日建学院でもらえるプレゼントは以下のとおり。
- 建築士試験によく出る! 主要法令 [条文] アンダーライン集
- 2級建築士 完全攻略 学科編‐超重要ポイント集
- 2級建築士 学科試験 問題・解答解説集
「法令集のアンダーライン見本」がついているので、日建学院の法令集を購入する方は、プレゼントもこのタイミングで請求してしまうと楽です。
» 日建学院の無料プレゼントはこちら
Q&A:中古の参考書は使って大丈夫?
法改正が頻繁にされてるのであまりおすすめはしません。
出題されても、せいぜい2・3問程度ではありますが、それが原因で不合格になる可能性を考えると、新しいものを購入した方が確実です。
建築業界で既に働いていて、なんとなく法改正の内容を把握している人であれば、中古の参考書でも問題ないかなといったところです。
もし中古の教材を購入するのであれば、資格学校が受講者用に出している「オリジナル教材」の方が確実に効率よく勉強できるので、基礎的な知識を身につけるためにかぎっては、メルカリ等で購入するのも良い選択だと思います。
» 総合資格のオリジナル教材をさがす – メルカリ
» 日建学院のオリジナル教材をさがす – メルカリ
まとめ:独学で合格しよう
以上が二級建築士の学科で必要な参考書4冊でした。
紹介した参考書は、以下のとおり。
- テキスト:ポイント整理と過去問題
- 問題集:厳選問題集500+100
- 法令集:日建学院 or 総合資格
- 過去問集:過去問スーパー7
はじめにもお伝えしたとおり、独学はモチベーションさえ保つことができれば、簡単に合格できます。
軌道に乗り始めればそうでもないのですが、手探りで何から手をつけて良いかわからない状態が一番大変です。
逆に言えば、手さえつけてしまえば、大抵のことは楽に進んでいきます。
過去問集をあとで購入するとして、他3冊合わせても10,000円ちょっとなので、サクッと購入して勉強をはじめちゃいましょう。
この記事が、独学で勉強するあなたのお悩みを解決できていたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。