【脱ダサい外観】おしゃれな総二階はこの5つでつくれます。【事例つき】

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現役で注文住宅の設計をしています。小山田です。

総二階って、やっぱ野暮ったいよな…。

デザインさえよければ、総二階でもいいのにな…。

私も初めはそう思っていたのですが、さまざまな物件に携わって総二階をおしゃれにする方法がみえてきました。

それは、「このデザインが好きであえて総二階にしました」感を出すことです。

今回の記事では「このデザインが好きであえて総二階にしました」感を出す方法について解説していきます。

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総二階はおしゃれになる

総二階にするメリット

まず前提として、総二階のデメリットは「デザインの自由度が低いこと」です。

しかし、これは「凸凹した建物を好む方」にとってデメリットになるだけで、「洗練されたシンプルな形が好きな方」にとっては、さほどデメリットにはならないはずです。

つまり「あえてこのシンプルな形にしたんだ」というデザインにしてしまえば、「総二階はデザインの自由度が低い」というデメリットは、もはやデメリットではなくなります。

総二階はこれをするとダサくなる

総二階にするデメリット

だからといって、何も考えないでつくってしまうと「シンプル」ではなく「ダサい」印象になってしまいます。

そこでここからは「これは避けた方がいいんじゃないか」という気をつけたいポイントを3つ紹介します。

  1. 正面に大きな引き違い窓を連続でつける
  2. エアコンの配管を正面に出す
  3. 何も考えずに窯業系サイディングを使う

それぞれ解説していきます。

①正面に大きな引き違い窓を連続でつける

正面には「ここに窓をつけたのは良いアクセントになるからだ」という窓だけ配置するのがベストだと思っています。

特に大きな引き違い窓は、どこか実家のような安心感と生活感が感じられます。

「シンプルさ」を目指すときにこの「安心感と生活感」は排除できると良いかもしれません。

②エアコンの配管を正面に出す

これは総二階に限った話ではありませんが、エアコンの配管を正面に出すのは生活感がでて「野暮ったさ」が感じられます。

特に総二階だと、建物自体がシンプルなので配管が「嫌なアクセント」になってしまいます。

小山田
小山田

エアコンの位置も考えながら、間取りの打ち合わせを進めるようにしましょう!

③何も考えずに窯業系サイディングを使う

外観デザインを重視している方は、窯業系サイディングを使う際はかなり注意が必要です。

選ぶものによっては本当に安っぽくなります。

もし「どうしても窯業系サイディングにしたい」という方は、選んだ品番のものを写真ではなく、自身の目で確認してから選ぶようにしましょう。

おしゃれな総二階はこの5つでつくる

おしゃれな総二階はこの5つでつくる

以上をふまえた上で、おしゃれな総二階をつくるポイントを5つ解説していきます。

はじめにもお伝えしたとおり、総二階をおしゃれにするポイントは「このデザインが好きであえて総二階にしました」感を出すことです。

それがうまく組み込まれた総二階のつくり方は、以下5つです。

  1. 窓をデザインにする
  2. 屋根もデザインにする
  3. 植栽で奥行きをつくる
  4. 間取りに影響しない凹凸をつくる
  5. 素材や色を変える

それぞれ詳しく説明していきます。

①窓をデザインにする

①窓をデザインにする-ランダムに配置した窓

あまね設計家の外観の写真はこちら – Houzz

バランス良く、いい感じに窓を配置することで、窓をデザインにしてしまいます。ただし、直接間取りにも関わってくるので、設計士のセンスが不可欠です。

また、逆に窓を一切つけないという手もあります。

①窓をデザインにする-窓なし

フリーダムアーキテクツデザイン株式会社家の外観の写真はこちら – Houzz

正面に窓をつけないことにより、シンプルでモダンな洗練された印象になります。

没個性なイメージのある総二階を、より個性的で魅力的にみせるデザインではないでしょうか。

小山田
小山田

こういったデザインは特に、「あえて総二階にした」感が出ますね

②屋根もデザインにする

②屋根もデザインにする-軒が大きく出た屋根

有田佳生建築設計事務所家の外観の写真はこちら – Houzz

屋根を工夫することで、総二階でも印象は大きく変わります。

こちらは、軒を大きく出すことで、家全体にどっしりとした重厚感を出すことができます。建物が地面にしっかりと根を下ろしているような安定感を感じさせるため、落ち着きと安心感を与えてくれますね。

②屋根もデザインにする-重心の偏った屋根

相羽建設株式会社家の外観の写真はこちら – Houzz

またこちらの家も、屋根の重心がずれているデザインで「なんか普通の家とは違うな」という印象になります。

③植栽で奥行きをつくる

⑤植栽で奥行きをつくる

en景観設計株式会社/en landscape design住まいの写真はこちら – Houzz

こちらは、建物というより外構の話になりますが、植栽で奥行きをつくることで、建物が演出されている感じが出ます。

小山田
小山田

外壁の色にもよりますが、植栽をアクセントにするときは窓枠を木目にすることで、より一層雰囲気が統一されて「建売っぽさ」がなくなります。

④間取りに影響しない凹凸をつくる

③間取りに影響しない凹凸をつくる

㈱第一双葉家の外観の写真はこちら – Houzz

こちらはポーチを出して、壁・屋根・塀で装飾することで、「総二階に見せない」という技です。

小山田
小山田

画像のように植栽があることで、より「のっぺり感」がなくなります

⑤素材や色を変える

④素材や色を変える

武田 誠彦 建築設計事務所家の外観の写真はこちら – Houzz

素材や色を変えるのも効果的です。

画像のように、白色のベースと木板のアクセントを組み合わせることでシンプルすぎない目を引く外観になります。

また、照明をつけて夜間にはアクセント側をより目立たせるといった工夫もできて昼夜で違った印象を持たせられるのも特徴です。

まとめ:総二階はメリットしかない

総二階のデザイン問題が解決された今、総二階にはメリットしか残っていません。

内容をまとめると以下のとおりです。

  1. 窓をデザインにする
  2. 屋根もデザインにする
  3. 植栽で奥行きをつくる
  4. 間取りに影響しない凹凸をつくる
  5. 素材や色を変える

総二階を避けていた方も「そんなに悪くないな」と思っていただけたら幸いです。

この記事があなたの家づくりのお悩みを解決できていたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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